※ウミヒルモは研究が進み,従来の見解とはだいぶ異なっています。詳細は各項をご覧下さい。
日本のトチカガミ科草本 〔海草〕 (Hydrocharitaceae, Alismatales)
トチカガミ科は世界中で76種ほどが知られていますが,そのすべてがいわゆる「水草」です。これらのうち3属14種(学者によって見解が異なります)が海に生える水草,つまり「海草」です。多年生または一年生で,形態は属によって異なります。
日本からはこれらのうち3属9分類群が知られています。いずれも内湾や浅海の砂泥域やサンゴ砂が堆積した海岸に生育しています。ウミショウブとリュウキュウスガモの二種は帯状の葉を,ウミヒルモははっきりと葉身と葉柄が分化した葉をつけ,一見すると同じ科に属すると判断するのは難しいですが,いわゆる花びら(=花弁)と萼に分けられる(つまり,内外の花被の区別がある)花の構造は共通しており,同じ科に内包されることがわかります。
※本稿で使用している写真は管理人が所有するさく葉標本をスキャンしたものであり,一部は撮影した生態写真を付しています。
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